無条件降伏▼

自殺を目論んでいたがそれすら手放した粗悪品

綺麗なものは何もない

 

切ない恋心だとか、言葉で縁取られた劣情とか、そういうのって、三次元に浮遊する数はすくないとおもう。

 

いくら思っても、私の背中をあの人が見てるわけでもないし。

寝転んだ肌はカサカサだし、伸ばした脚は処理しきれてない毛。

億劫で毎日髪洗えなくて、抜毛癖も相まって情けない。

それこそ画になるみたいな綺麗さは現実には稀有なものだし、私にはないものだし。

眠れない夜が冷めていくのを見つめる星はもうなくなってしまった。窓を閉ざしたのは私だ。

 

望んでいたことを、そのものに蓋をして、

土地を買いましょう、家を建てましょう、すきな人たちとすきなように暮らしましょう。

過去も記憶も大好きも、消えないと思う。

 

待てど暮らせど。

蝕む胸の痛みは呼吸を遅らせる。

けれど確かに息をしている。

秋を連れてきた彼女とは逆に。

私は?

 

さよなら、ってことば。

冬だね。

願っても無い、自殺日和だ。

転勤にて雪国に一人暮らし。

真冬の田舎は暗くて冷たい。

薬とお酒をたくさん飲んで一晩眠ってしまえば、きっともう目覚めずに済む。

それができずにいる。

いつになったら、私は、私だけのせいで、死に追いやることができるのかな。

あなたは全く悪くないよって言えるような死を完遂したい。

 

あれから三度、雪が降りました。

か細い夢だけが、私を繋いでいてくれる。

何のせいにもしたくない。

 

死ぬなら凍死かな。ODと、餓死も同時進行しよう。

遺書は飛ばされたり濡れたり燃えたりしないように、お菓子か何かの缶に入れるのはどうかなぁ。

 

父は絶望するかもしれない。

母は壊れるかもしれない。

 

死は優しさ。自殺は一種の優しさ。

ある種の根絶と遺伝子の末尾にて、乗り物である体に対して、積み重ねる消費活動について、早期対処にて、記憶の深刻化において。

進化論を信じた私のアポトーシスは正誤も明らかにならないけど。これが私のテロメアーゼ。

 

重力に逆らわないように、心臓が痛まないように、人間に干渉しないように、

 

死ぬのは怖い。

自殺なんて勇気がなきゃできない。

だから背中を押して欲しい。

何も大きなことじゃない。

いつもと同じように、私の非を指摘してくださればいい。

そのせいにならないようになるべく手回しするので。

 

私はなんて幸せなんだろうね。

駆け巡る古い曲とか、体が凍らない室温とか、

 

私は不健康でもないから、それなりに、疲れるし、嫌になるし、眠たくなったりする。

 

自動思考と夢の区別がつかなくなる

 

むりむりむりやっぱくるしいしきついしいつくるかわからないあんていとかこんなあたまごちゃごちゃになるまでまってたらおかしくなりそうだしいっそおかしくなれたほうがらくなのかもしれないけどわたしはやさしいからわたしはやさしいからだれにもめいわくかけたくないおなかいたいあたまいたいじぶんのしつれんをだいじにしようとおもいましたなんてそんなのいたくていたくてなにものみくだせないままさめないでさめないでとだだをこねるただのこどもなのだ

給料泥棒

 

こっちに配属されてから ますます肩身が狭いというか 自分のどうしようもなさとか 誰とでも軋轢したりとか 意思疎通の取れなさとか。

人をイラつかせる才能だけはきっと誰にも負けてない。

 

もっとこの会社をより良くしよう!とまではいかなくとも、

少なからず変えたい部分があって。

というか、自分が住む水槽の水草くらい選びたいし、どうせなら心地いい水温の方がいい。

 

出る杭は打たれるとは言いますが。

出たいわけでもなく。

ましてやここに配属されてから主張などしてきていないが。

 

いろいろあってな。うん。

この人とは公用語が違うらしい。だめだ。言葉が通じない。

何を考えてるのかも分からないし、考えてることを人に伝える気もない。

伝わってないのに憤慨されても、何言ってんだこの人?ってなる。

 

考えても無駄だと思った。

疎まれようと気味悪がられようと、指示されたことしかしなければいいんだ。

最低限。サボるわけでもなく。仕事はするけど。自分の意思は邪魔にしかならない。

これか。世間の言う、感情を殺すとかいうやつ。

 

自分を殺すのすら難しいのに、

器用に感情だけ殺すなんて、どうやるんだそれ。

 

仕事を辞めたいとも思ったが、生きるにしても死ぬにしても、お金が必要になる。

上手いこと新卒で正社員として採用されて、大卒の給料を貰えてるんだから、辞めるのは少し惜しい。

悪い言葉を使うと、コスパがいいんですわ…。

 

必要以上にも、必要以下にもならずに、ただ最低限の仕事で、お金を貰いたい。

 

不協和音の元凶が何言ってんだって感じだけど。

もう、人のこと考えるの、疲れた。

あんま好きでもない配属先に尽くすのもやだ。

 

ここはあれか。ストレスを受けることでお金がもらえる職場か。

昔読んだ キノの旅 に、そんな話があったなぁ。

 

あの頃は世界が美しいとも美しくないとも思わなかった。

世界なんて存在してなかったし、自分の手の届く範囲しか知らなかった。

今ではもっと広い世界なんて知りたくないし、そんなものが存在してるなんて考えるほど嫌になる。

何もなければいいのに。私も。世界も。

 

ずっとそんなふうに閉ざしてきたから、だからなのかなぁ。

言葉も通じない。意思疎通もできない。視線を合わせるのすら苦痛で。

拒絶の罰か?皺寄せか?

それすら見たくなくて、目を閉じる。

そのまま目を開けることがなければいいのにって、まだ、飽きもせず、思う。

 

 

 

枕花の夢

 

 

同じような夢を見ることがある。

いつのまにか実家にいて、理由や方法はどうであれ、どうにかして実家から脱出する夢。

幾度となく見て来たし、その度に必死に実家から、自分の部屋から、逃げ出そうとしてきた。

 

今朝は、初めて、夢の中で、実家から逃げ出そうとしなかった。

 

先日帰省したときに、じわじわと、一人暮らしにはない安心感を感じてしまったからかな。

 

私は死ぬまでひとりなのかなぁ。

できることなら、一生を、大好きな友人たちに囲まれて生きていたい…。

箱庭の中に自閉したい。

あの頃にしがみついたまま、何も見たくない。

 

 

イランイランとか、百合とか、白い花の香りが好きだ。

これは数少ない私の自覚し得る本能。

それが如何に貴重なことなのか少し分かってきた。

私が確固たる好きなものって、あまり思いつかないから。

誰に影響されるでもなく、移り変わるでもなく、好きなもの。

自己同一性をぼんやりと感じることができる。私が私である証拠というか、過去と今が繋がってる安心感というか。

 

忘れないでいたい。失くさないでいたい。

そう思うことさえ、忘れてしまうのかな。

 

白い花に埋もれたい。

 

 

 

トリガー

 

自分の無能さとか、救いようのなさとか、を、再認識するたびに、

自分に対する怒りと希死念慮が茹るのです。

 

年が明けてしまったし、凍死は出来てないし、かつての私の世界との隔りは取り返しのつかないところまできっと来ているし。

過去を思うと苦しくて辛くて身動ぎできなくなるし、未来を思うとそんなものほしくないと喚きたくなるし、

目が見えないまま生きることを許して欲しい。誰に乞うているのかも分からないけど。

 

馬鹿でごめんなさい。

役立たずでごめんなさい。

家族から愛されて育った私は、家族以外から愛されないので、

久しぶりに実家に帰ったらもうこのままでいいやっても思った。

実家はあまり好きではなかったけど、それでも、ここで、いいやって思った。

 

自分の巣くらい、自分で作らなきゃなのにね。

それでその巣の中で、何ひとつ生産性もないまま、外の世界を知らないでいたい。

大層なわがままだ。

でも私が生きるにはそれしか方法が分からない。

 

別に生きたいわけじゃないけど。

両親が、私が生きることを望んでいる。

 

人を悲しませるのがとても嫌いな私にとって、枷みたいなものだ。

 

生きる引金でも、死ぬ引金でもいい、

決定打が欲しい。

 

すでに死ぬ決定打はあるけど。

それを死因にしてしまったら私もあの人も辛いから。ね。

 

死因を探しながら、左手で、生きれそうな道を探っている。

 

 

 

第十二話

 

職務放棄したい。
何より自分の無能さを改めて実感するので割と本当に辛い。

 

ストレスなのか、ここの水が体に合わないのか、仕事のしすぎなのかは分からないが、
日常生活に支障を来す程度には掌と指の皮がベリベリ剥がれてきてめちゃくちゃ痛い。
食器も洗えなくて1週間近く溜めてるし、仕事も上手くこなせない。ただでさえポンコツなのに。

 

全知全能 とか すべてをしるもの とか。
に、なりたい。な。

 

何をしても何もできない。
何ひとつ終わらない。
もう終わらせたい。
それすら出来なかったら本当に何もできないじゃないか。
優しい死なんて無いのだろうから。
飲み下して幕引きたい。
ゆめみたいなおはなし。
何千年かかってもいいから、いつか、知ってほしいな。でも、まだ、気づかないでほしいな。
涙が出そうなほど愛おしいのに、何も無いの。
何も無いよ。
だから、もう、何も無いの。
私。私。
何ひとつできない私の、夢みるエピローグとは?
もう主張できることも見つからなくなって。
存在を限りなくゼロにしたくて、
その試みが何より異質だからと浮き出てしまう。
閉ざしたいな。

 

体から離れた人間は痛覚は無くなるのかな。

つらいことはあるのかな。

好きなものは覚えているのかな。

私の最期の日っていつなのかな。

訃報を告げる電話を受けて、何かを考えたり思ったりする前に、不思議な感じがあった。

その人はいないよって言われても、「え、いるじゃん。」って感じ。

 

あの世で再会なんてあるのかな。

意識と肉体を手放すイメージしか無いな。

宇宙に解けて、最初と最後が消えていくのかな。

 

残念ながら私は私が何を好きなのか何が嫌いなのか何が得意なのか何ができるのか何が食べれないのか何が欲しいのか何も分からない。

何も分からないことすら分からなくなる。

 

一度だめになってしまおうかな。

そしたら死ぬイメージはつきそうだけど、

きっと悲しむ人がいるな。

悲劇を生みたいわけでは無いのに

最終回のその瞬間に向けて生きられたらいいのにな

 

 

 

諦念褪色

 

まだ生きてます。

左遷された雪国で凍えながら生きています。

おしごとつらい

 

愛猫が避妊手術を終えたが傷が痛々しい。変わってあげたい

 

引き金は日常の些末なことに散りばめられていて、その度に私の時間は遡行する。

 

安寧の地は無いのですかね。

そもそも求めること自体が間違っているんですかね。

早く楽になりたいですね。

 

何も無いよ。何も無いし、嘆くようなことも、悲しいこともひとつも無い。

だから私はきっと大丈夫。

大丈夫なまま生きていく。

それが悲しいって嘆いてるのかもしれないし、

多分私は何も分からないままだろうから。

馬鹿なままでいいや。

何もわかんないし、苦しいのは嫌だし。

全部、もういいや。

テロメアの見た宇宙が私を肯定してくれるから、もういいの。