心的内傷
私は何が欲しいんだろう。
砂糖の結晶をまぶした劣情を転がして。変わったことすら知りたくなくて。
怖い。何が分からないのかも分からない。
誰もいない部屋で過呼吸、無呼吸、繰り返した。
誰にも頼ることはできない。
私だけが私を終わらせられる?
もうやだよ。人間の笑い声が怖い。人間の怒鳴り声が怖い。
私は醜い。汚い。卑しい。
どうしたら適合できる?
頭と胃が懺悔を始める。
何を吐いても大人にはなれない。
私は人間にはなれない。
全てが終わってしまえばいいのに。そしたら、全部笑えてしまえるのに。
惨めだなぁ。何者にもなりきれない。
学習性において、殆どの生き物に共通して「罰」となりうるのが、痛みだ、と思う。
臥薪嘗胆、それすらも、ワーキングメモリーが維持できない。
今日の私は明日もいる?って、思ってた。時期があった。
今はそれすら、感じなくなった。
言語は思考の道具、という考え方に、引っ掛かりを感じる。
音感と似ている。色とか温度みたいに、言外に感じるイメージのみで自動思考していることばかりだ。
それが粗悪品たる所以なのかは分からない。
血の気が引き始めた。
そろそろレクサプロが切れてきたのかな。
朝飲むのは良くないのかな。
過去とはこんなにも恐ろしいものだったか?
もう嫌だね。水槽の脳はどこへ?
もしも、もしも、気づいているのなら、
何も知らないままでいて。